『武者小路千家』の通称(庵号)である『官休庵～かんきゅうあん～』は茶室を建造した際に父『千家三代/咄々斎元伯宗旦』に名付けてもらったとされる。

しかし今日においてその名の由来は判然としないが安永三年(1774)『武者小路千家四代/似休齋一翁宗守』の「百年忌」の際に大徳寺第三百九十世『眞巌宗乗』和尚により記された頌には、

 「古人云官因老病休　翁者蓋因茶休也歟(茶に専念するために官〔茶道指南〕を辞めたのであろう)」

​と解釈されている。

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今日までに何度か消失するがそのたびに復興を重ね、現在の『官休庵』は大正十五年(1926)に『武者小路千家十二代/愈好斎聴松宗守』により建造されている。

​また今日において『官休庵』の庵号は『武者小路千家』の屋敷全体ならびに機構の全体を指し、歴代の御家元の号として用いられている。

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四代御家元

❙ 似休斎 一翁宗守 ～じきゅうさい・いちおう～ ❚

慶長十年(1605年) ― 延宝四年(1676年) / 七十二歳

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五代御家元

❙ 許由斎 文叔宗守 ～きょゆうさい・ぶんしゅく～ ❚

明暦四年(1658年) ― 宝永五年(1708年) / 五十一歳

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六代御家元

❙ 静々斎 真伯宗守 ～せいせいさい・しんぱく ～ ❚

元禄六年(1693年) ― 延享二年(1745年) / 五十三歳

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七代御家元

❙ 直斎 堅叟宗守 ～じきさい・けんそう ～ ❚

享保十年(1725年) ― 天明二年(1782年) / 五十八歳

 

八代御家元

❙一啜斎 休翁宗守 ～いっとつさい・きゅうおう～ ❚

宝暦十三年(1763年) ― 天保九年(1838年) / 七十六歳

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九代御家元

❙ 好々斎 仁翁宗守 ～こうこうさい・にんおう～ ❚

寛政七年(1795年) ― 天保六年(1835年) / 四十一歳

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十代御家元

❙ 以心斎 全道宗守 ～いしんさい・ぜんどう～ ❚

文政十三年(1830年) ― 明治二十四年(1891年) / 六十二歳

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十一代御家元

❙ 一指斎 一叟宗守 ～いっしさい・いっそう～ ❚

嘉永元年(1848年) ― 明治三十一年(1898年) / 五十一歳

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十二代御家元

❙ 愈好斎 聴松宗守 ～ゆこうさい・ちょうしょう～ ❚

明治二十二年(1889年) ― 昭和二十八年(1953年) / 六十五歳

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十三代御家元

❙ 有隣斎 徳翁宗守 ～うりんさい・とくおう～ ❚

大正元年(1913年) ― 平成十一年(1999年) / 八十六歳

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十四代御家元

❙不徹斎 宗守 ～ふてっさい・そうしゅ～ ❚

昭和二十年(1945年) ― 年(年) / 歳

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当代御家元

❙ 随縁斎 宗屋 ～ずいえんさい・そうおく～ ❚

昭和五十年(1975年) ― 年(年) / 歳

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