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茶道入門

09.茶道具

めに

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​具とは? ~ ​ ~

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❙御好物道具とは? ~ ​ ~

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❙床の間道具 ~ ​ ~

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❙掛軸❙

書や東洋画を鑑賞するため、布や紙で表装し竹木などの軸をつけ、床の間などに飾ります。掛物ともよばれます。
掛軸の種類には「墨蹟」、「古筆」、「絵画」、「画賛」、「消息」があります。

❙花入❙

茶席には季節の花を飾ります。花入れはその花を入れる器をいいます。
飾り方によって「置き花入」、「掛花入」、「釣り花入」と使い分けられます。
素材は金物、陶磁器、竹、籠などがあります。

❙床飾・荘道具❙

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前道具​ ~  ~

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❙茶碗❙

茶を飲むための器をいい、茶道において重要な道具のひとつです。
産地や焼き方によって分類され、「唐物茶碗」、「高麗茶碗」、「楽焼」、「和物茶碗」などがあります。

❙茶杓❙

茶入や薄茶器から抹茶をすくい、茶碗に入れるための匙を茶杓といいます。
多くが竹製のものですが、木地のものや象牙でできた物もあります。
茶杓には、『銘』という愛称がつけられているものがあります。

❙茶入・仕覆❙

濃茶用の抹茶を入れる小さな器で、陶器でできており象牙の蓋がつけられます。
茶入の種類には「唐物茶入」、「瀬戸茶入」、「国焼茶入」、「島物茶入」があります。
形も様々で「文琳」、「茄子」、「瓢箪」、「鶴首」、「大海」などがあります。
茶入を包む袋を仕覆といい、仕覆には高級な裂地が使用されます。

❙薄茶器❙

薄茶用の抹茶を入れる蓋つきの容器です。薄器ともよばれます。
木製で漆塗りのものが一般的で、蒔絵や螺鈿などで装飾されたものもあります。
形は大きく分けて「中次形」と「棗形」があり、「棗形」は植物のナツメの実の形に似ていることからこう呼ばれています。

茶筌(茶筅)❙

濃茶を練ったり薄茶を点てるための竹製の道具です。
素材には白竹、煤竹、青竹があります。

❙茶巾❙

お点前の途中などに茶碗を拭き清めるために使う布で、あらかじめ濡らしておきます。奈良晒などの麻布が多く用いられます。

❙水指❙

お点前の際に、茶釜に水を足したり、茶碗や茶筅を清めるための水を入れておく器のことをいいます。
多くは陶磁器製ですが、木地や漆塗、金属、ガラスなど様々な素材のものがあり季節や棚、その他合わせる道具などによって使い分けます。

❙柄杓❙

湯や水を汲み取るための柄のついた竹製の道具です。
柄杓の形には、「月形」と「指通」があり「月形」には炉用と風炉用があります。

❙蓋置❙

釜の蓋を置いたり、柄杓をのせるために使います。
素材は、金属、陶磁器類、木、竹などのものがあり形も様々です。
竹の蓋置が多く使われますが、竹の節の位置によって炉用と風炉用に使い分けられます。

❙棚物❙

四畳半以上の茶席において、道具畳に置き、水指・薄茶器・柄杓・蓋置などの茶道具を飾り置く棚の総称です。この棚を使って行う棚点前があります。
各流派宗匠の御好みにより、様々な素材や形の棚があり、扱い方や茶道具の飾り方もそれぞれ違います。

❙皆具❙

水指、杓立、建水、蓋置の基本的な茶道具四器を総称して皆具といいます。
これらは同じ素材、同じ柄のもので揃え、台子や長板に置かれます。

❙建水❙

茶席において、点前の際に茶碗を清めた湯や水を捨てるための容器で、「水こぼし」ともいわれます。
最も格の低い道具とされ、客人の目につきにくい場所に置かれます。
素材は唐銅などの金属製の他、陶磁器、木製など様々です。
形状も様々ですが、「七種建水」と呼ばれる代表的なものがあり、「大脇差」、「差替」、「棒の先」、「鉄盥」、「鎗の鞘」、「瓢箪」、「餌畚」となっています。

❙炭道具❙

炭点前に使用される道具一式をいいます。
炭斗、火箸、羽箒、鐶、釜敷、灰器、灰匙などがあり、炭斗に他の道具を入れて席中に持ち出します

❙釜道具 ~  ~

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❙釜❙

茶を点てるための湯を沸かす鋳鉄製の道具で、茶会を催すことを「釜をかける」というほど大切な道具とされています。
炉用と風炉用の釜があり、炉釜の方が大ぶりとなっています。
釜の形状や蓋の形状、口の造りなどによって分類されていますが、大別して「芦屋釜」、「天明(天命・天猫)釜」、「京釜」の三種があります。

❙風炉❙

五月から十月までの風炉の時季に、炭火を入れて釜をかける火鉢状の道具を風炉といいます。縁の一方は風を通すようにあけられています。
風炉の種類は主に「土風炉」、「唐銅風炉」、「鉄風炉」などががあります。

❙鉄瓶❙

鋳鉄製で、注ぎ口と弦がついた湯を沸かす道具をいいます。

❙瓶掛❙

鉄瓶をかける火鉢または小さい風炉を指し、盆略点前、茶箱点前の席で用いられます

❙電熱釜❙

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❙炉縁❙

炉の縁にはめ込む木製の枠をいいます。
塗物でできたものもあり、これは広間に使うのが原則とされています。
炉縁には、炉の火気が畳に伝わらないためと、炉周りの装飾としての役割もあります。

❙置炉❙

置炉は持ち運びができるようにつくられた炉で、炉の切れない部屋などで炉の代用として使用します

❙鐶❙

釜の鐶付の部分に通す鉄の輪で、釜の上げ下ろしや移動の際に用います。

❙釜敷❙

火から釜を下ろした際、釜の下に敷きます。「釜置」、「釜据え」ともいいます

中道具 ~  ~

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❙香合❙

香を入れてたくための蓋付の器です。
香炉には、陶磁器でできた炉用のものと、木地や漆器でできた風炉用のものがあります。

❙菓子器❙

席中で出される菓子を盛り付ける器です。
主菓子を入れる主菓子器、干菓子を入れる干菓子器があり、正式に主菓子は1人一客の菓子器を原則としています。

❙風炉先・結界❙

四畳半以上の広間において、道具畳の向こうに立てられる二枚折の屏風を風炉先といい、風炉先屏風ともいいます。
茶道具を引き立て保護する役割があります。
結界も風炉先と同じように用いますが、低い衝立で、竹や自然木を利用したものなどがあります。

❙煙草盆❙

喫煙に用いる火入、灰吹、煙草入、煙管などの一式を収める道具です。
正式の茶事においては、待合や席中で使用され、席中では後座の薄茶の際に持ち出されます。
また、煙草盆の置かれている位置により正客の座る位置を示す役割があります。

❙火入❙

煙草につける火種を入れ、煙草盆の中に灰吹とともに仕組みます。
中に灰を入れ、火が点った切炭を中央に埋めて火種とします。
火入には陶磁器製のものが多く使われます。

❙灰吹❙

竹でできており、煙草の吸い殻を入れるための容器です。
喫煙道具一式として煙草盆に仕組まれます。

❙煙管❙

刻み煙草をつめて喫煙するために用います。
正式には一対にして煙草盆に仕組みますが、一本に省略する場合もあります。
普通、竹の管である羅宇・金属製の雁首・吸口から成ります。

❙煙草入❙

刻み煙草を入れて煙草盆の中に仕組みます。
紙でできた紙煙草入や香料や薬味入を見立てたものがあります。

 ~  ~

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❙炭斗❙

炭点前で亭主が最初に持ち出す道具で、炭や火箸などの炭道具を入れます。
炭斗には産地別に大別して、唐物と和物の二種があります。
風炉と炉で使用する炭の大きさが違うため、小さく深いものを風炉に、大きく浅いものを炉に用います。

❙灰器❙

炭点前の際に、灰匙で炉や風炉の中に蒔くための灰を入れて持ち出す陶磁器製の器のことをいいます。「灰炮烙」または「炮烙」ともいいます。
風炉には小振りで釉薬のかかったものを用い、炉には大ぶりで素焼きまたは焼締のものが用いられます

❙火箸❙

炭点前の際に、炭斗から炭をとって風炉や炉に入れたり、炭火などを扱うために用いる金属製の箸です。「火筋」ともいいます。
風炉用と炉用があり、風炉用は全て金属製で、炉用は木の柄がつき、普通は桑柄が最も多くなっています

❙灰匙❙

炭点前の際に、風炉や炉に灰をまくためや、灰形をつくるために用いる匙です。
席中に持ち出す灰匙には風炉用と炉用があり、風炉用は小振りで長めの柄に竹の皮を巻いたもの、炉用には大ぶりで桑の木の柄がついたものが多く用いられます

❙釜敷❙

火から釜を下ろした際、釜の下に敷きます。「釜置」ともいいます

❙焙烙❙

灰を入れる平たい容器のことで、炭点前の際に炉または風炉の灰を入れて持ち出されます。

❙羽箒❙

炭点前の際に、風炉や釜の蓋、炉縁の周囲、炉壇の上、五徳の爪などを清めるために用いる小形の箒です。鳥の羽で作られています。
羽箒の種類は、三枚の羽根を重ねた「三つ羽」、一枚の「一つ羽」、「掴み羽箒」、「飾り羽箒」、「座箒」などがあります。
また、「三つ羽」の中にも羽根の形状によって、「右羽」「左羽」「双羽」の区別があります。

❙水屋道具 ~  ~

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❙水屋壷❙

水屋にて、道具を清めたり、釜や水指に入れたりするための水を貯めておくための壺です。「水屋甕」、「水屋瓶」ともいいます。
水屋壺には杉でできた一枚蓋、または二枚蓋がついています。

❙水屋杓❙

水屋壺から水をすくうための柄杓で、杉木地でできており合に柄が差通しになっています。
「水屋柄杓」ともいい、「掻器」と書いて「かいき」、「かいげ」、「かいげん」とも読みます

❙水漉杓❙

杉木地でできた底のない柄杓形のもので、底に麻布や晒を張り、釜や水指に水を入れる際、水を漉すために用います。

❙茶巾落/茶巾盥❙

水屋に常備され、茶巾を洗い清めるための盥です。「茶巾洗」ともいいます。
素材は、唐銅や赤杉木地のものがあります。
茶巾を洗うだけでなく、茶筅をすすいだり、黒文字を清めたりとさまざまな用途があります。

❙茶巾❙

点前の際中に、茶碗を拭き清めるために使用する白い麻の布です。

❙台十能❙

火起しで火を熾した炭を運ぶ際に用います。
風炉、炉に残った火を入れたり上げたりするときにも使用されます。
炭や灰を運ぶための鉄や銅でできた道具「十能」に、木製の台座がついています。

❙火起こし❙

炭火を熾すための道具で、「火熾」とも書きます。

❙火消壷❙

炭火を入れて蓋を閉め、空気を遮断して火を消すことのできる容器を火消壺といいます。

❙水次・薬鑵❙

席中にある水指や釜に、水を補給するために用いる注ぎ口のついた蓋付の容器です。
木地の曲げのものが正式とされていますが、ほかに陶磁器、漆器があります。
水次は二種に分けられ、上記のものを「片口」、金属製で上手のついたものを「薬鑵」といいます。

❙釜据❙

屋にて、釜の準備・後片付けをする際に、釜底を傷めないよう釜の下に置く木の枠をいいます。
水に強い杉材でできており、四方形で四方には釜を安定させるための凹みがあります。

❙切藁/底束子❙

細長いたわしのようなもので、釜の後片付けの際に、釜の底を洗うために用います

❙釜敷❙

火から釜を下ろした際、釜の下に敷きます。「釜置」ともいいます

❙水屋棚❙

水屋において、茶道具を荘り置くための棚です。

❙花台❙

花入れに花を生ける前に、茶花をまとめて盛っておく足付きの台で、杉木地で作られています。

❙茶通箱❙

茶入や挽溜の茶桶などを入れる箱です。
もとは抹茶を持ち運ぶ通い箱だったものを千利休が点前に用いたのが始まりだといわれています。
現在では、亭主が用意した茶と客から貰った茶の二種の濃茶を客にもてなす際の点前に用います

❙水屋着❙

水屋で茶会や稽古の準備をする際に着用する、割烹着のようなものです。

❙懐石道具 ~  ~

現在制作中

❙折敷❙

【懐石膳】ともいう。
黒塗りが基本の四角い【お膳】で『飯椀』『汁椀』『向付』をのせ、縁に『箸』をかけ亭主が客人にそれぞれ給仕します。
また季節などに応じて塗は『溜塗』『春慶塗』、形も『丸』や『半月形』などが用いられている。

❙菓子器❙

​現在制作中

❙飯椀❙

無地の黒塗りが基本。
白飯を盛る椀で汁椀と対のものを用いる。
汁椀より飯椀のほうが大振り

❙汁椀❙

無地の黒塗りが基本。
汁物などを盛る椀で飯椀と対のものを用いる。
飯椀より汁椀の方が小振り。

❙煮物椀❙

【菜盛椀】・【平椀】ともいう。
形が大きく浅めの椀で黒塗りのものもあるが多くは蓋の甲・裏、または椀の見込みなどに蒔絵を施したものを用いる

❙丸盆❙

【給仕盆】または【通い盆】という。
黒塗りが基本で縁のついた丸いお盆で大小二枚が入れ子になっている。
亭主が「御飯」や「汁物」などの給仕に用いる。

❙飯器❙

【飯次】ともいう。
「ご飯」を入れる黒塗りの【おひつ】で【杓子】が添えられている。

❙杓子❙

「ご飯」を掬うための道具で【飯器】に添えられる。

❙小吸物椀❙

小さな塗椀で、かすかな味を付けた汁を入れて用いる。
また蓋を八寸の取り皿に用いることもある。

❙湯斗❙

【湯桶】【湯次】ともいう。
形状は黒塗の円筒形で「注ぎ口」と「持ち手」「盛蓋」がついている。
【湯斗】は「お焦げ」や「こがしの湯漬け」を入れて出すものでありこれらを掬うために『湯の子すくい』が添えられる。

❙湯の子掬い❙

細長い柄に合が直角についた【杓子】で「湯斗」と同じ素材のものを用いる。
練り湯の中に入っている「お焦げ」や「こがし」を掬って「飯椀」にとるために「湯斗」に添えて出されます

❙引盃❙

引盃は、客ひとりひとりが一枚ずつ引く盃のためこの名があり、基本は五客が一組になっています。
銚子とともに、客の人数だけ盃台に積み重ね、席中に持ち出します。
初期は黒塗で、のちに朱塗となり、蒔絵・陶磁器などでもつくられています。
また、引盃にも歴代家元の好み物が見られます。

❙盃台❙

『引盃』を載せる【台】のことで形状は『天目台』に似ている。
【盃台】は『盃』と【共塗】か『盃』が「朱塗り」の際は【黒塗】を用いる。
使用時には【盃台】には客人の人数だけの『盃』を積み重ねてのせ『銚子』とともに席中に持ち出します。

❙つぼつぼ❙

素材は【赤楽】で焼いたごく小さな椀形の器で『茶事』において初めて招いた客人に対し最初の一会のみ用いる。
また中に入れるものも決まっており「大根」と「人参」のなますを一摘み入れて持ち出す。

❙汲出盆❙

「汲出茶碗」をのせるお盆で「寄付」または「待合」に出すときに用いる。

❙汲出茶碗❙

『茶事』や『茶会』の際に『寄付』または『待合』などで「白湯」や「香煎」・「桜湯」を入れて出す広口の小さな茶碗で『抹茶茶碗』と同様にさまざまな「焼物」や「絵柄」の種類がある。
また『勝手』より汲んで客人に出すことから【汲出茶碗】と呼称される。
「待合」に出すときは盆にのせて運び出す。

❙八寸❙

【八寸】は主客が献酬するための肴を二種、ごく少量ずつ盛って出すために用いられる器で、一会限りの使い捨てを本来とする。
ほぼ八寸角の【片木目盆】であることから【八寸】と呼ばれている。
素材は【赤杉】の四角い木地盆が基本であるが他に「わび」の趣向で用いる【塗八寸】または【陶磁器】を用いる場合もある。
【赤杉】の木地盆は角を曲げ縁の一方に【綴目】があり【綴目】を向こうに扱​う。

❙食箸(懐石箸)❙

茶事懐石にて用いる箸には、【食箸(懐石箸)】と【菜箸】の二種がある。
【菜箸】は取りまわしの『鉢』や『皿』などに添えて持ち出し「焼物」「八寸」などの取り箸として用いる。
素材は【青竹】で節の位置により「八寸」に用いる【中節】、預け鉢に用いる【元節(止節・点節)】、香物鉢に用いる【両細(節なし)】の三種がある。
また他に【矢筈箸】があり、これは青磁などキズつきやすい器を出す場合に用いる。

❙菜箸❙

現在制作中

❙待合道具 ~  ~

現在制作中

❙汲出茶碗❙

茶事や茶会にて、寄付または待合で、客に供される白湯や香煎などを入れる茶碗です。
通常の茶碗より小さめで煎茶茶碗より背が低く、抹茶碗と同様に様々な種類があります。

❙火鉢・手炙り❙

冬季の茶事や茶会にて、寄付、待合、腰掛待合などに置かれる炭を使った暖房器具です。
小形の火鉢を手焙といい、「手炉(しゅろ)」ともいいます。

❙毛氈❙

野外で茶を点てる茶会「野点」を行う際に、地面に敷く絨毯のようなものを毛氈といい、この上に座って茶を楽しみます。

❙煙草盆❙

喫煙に用いる火入、灰吹、煙草入、煙管などの一式を収める道具です。
正式の茶事においては、待合や席中で使用され、席中では後座の薄茶の際に持ち出されます。
また、煙草盆の置かれている位置により正客の座る位置を示す役割があります。

❙火入❙

煙草につける火種を入れ、煙草盆の中に灰吹とともに仕組みます。
中に灰を入れ、火が点った切炭を中央に埋めて火種とします。
火入には陶磁器製のものが多く使われます。

❙灰吹❙

竹でできており、煙草の吸い殻を入れるための容器です。
喫煙道具一式として煙草盆に仕組まれます。

❙煙管❙

刻み煙草をつめて喫煙するために用います。
正式には一対にして煙草盆に仕組みますが、一本に省略する場合もあります。
普通、竹の管である羅宇・金属製の雁首・吸口から成ります。

❙煙草入❙

刻み煙草を入れて煙草盆の中に仕組みます。
紙でできた紙煙草入や香料や薬味入を見立てたものがあります。

❙露地道具 ~  ~

現在制作中

❙手桶❙

露地にあり、心身を清めるために使用する蹲踞へ水を運ぶために用いる手付きの桶です。
赤杉などでできており、割蓋が添えられます。

❙湯桶❙

寒中に、露地にある蹲踞の湯桶石の上に湯を入れて置いておく桶です。
これは手水に替えて湯で手や口を清めるために使います。

❙手水桶❙

露地に蹲踞がないときや、雨や風雪が強く露地入りのできないときに、手や口を清める手水を汲んでおく桶です。
赤杉または椹でできており、松か杉の蓋がついています。

❙露地草履❙

茶室の露地を歩くときに履く、竹皮などを二重に編んで作った草履です。
雨天や雪のときには使用せず、代わりに露地下駄を履きます。

❙露地下駄❙

雨天または雪の際、茶室の露地を歩くときに履きます。
多くは赤杉でできており、竹の皮を撚った鼻緒がついています。

❙露地傘❙

雨天や雪の茶会のときに、茶室の露地で用いる浅くて大きな傘です。
竹の骨組みに竹の皮が貼ってあり、「数寄屋傘」、「竹子傘」との呼び名もあります

❙円座❙

露地の腰掛にて、座布団代わりに置かれ客が座るときに用います。
竹の皮や真菰(まこも)などで、渦巻状に編みつなげて円形で平たく作られています。

❙塵箸❙

真竹の青竹を割って作られた箸で、露地の塵穴の役石に立てかけておき、露地の木葉などの塵を拾うために用います。
茶会の度に、新しく作られます。

❙塵取❙

露地の木葉などの塵をはきとり、塵穴へ運ぶための木製の道具です。

❙蹲踞柄杓❙

露地にある、蹲踞の手水鉢の水を汲み取るための道具です。 
杉木地でできており、同材の柄が付いています。
様々な大きさのものがあり、手水鉢の大きさによって使い分けます。

❙燈火道具 ~  ~

現在制作中

❙短檠❙

夜に行われる「夜咄の茶事」にて使用される室内用の背の低い灯台です

❙竹檠❙

短檠と同じ用途で使われ、竹製で手付きと手無しがあります

❙灯台❙

台座の上の柱に油を入れる皿を載せ、蜘手と呼ばれる台を置いたもので、油盞に油を入れ、灯心を浸して点火するものです。

❙行灯❙

油用灯火具の一つで、油皿の周囲に立方形や円筒形などの木枠を作って紙を貼り、風で灯火が吹き消されたりゆれ動くのを防ぐため火袋を装置したものです。

❙小灯❙

蝋燭を一本立てる小さな燭台です

❙膳燭❙

蝋燭を立てるための台(燭台)で、夜に行われる「夜咄の茶事」などに用いられ、懐石の際、お膳の辺りを照らすために置かれます。

❙手燭❙

蝋燭を立てるための台(燭台)で、持ち歩くために便利な柄がついており、小さめに作られています。

❙灯芯❙

行灯などの灯具に用いる芯で、灯油を吸い込ませて芯に火を点火して明りとして用います。

❙蝋燭❙

縒り糸や紙を縒り合わせたものを芯にし、周りに蝋を塗り円柱状に成型したものです。芯に点火して灯火に用います。

❙野点道具 ~  ~

現在制作中

❙茶箱❙

茶道具のひとつで、点前に必要な最低限の道具一式を収納して持ち運ぶための箱です。
野外で茶を点てる茶会「野点」用に考案されました。

❙野点籠❙

野外で茶を点てる茶会「野点」を行う際に、点前に必要な最低限の道具一式を収納して持ち運ぶための籠です。

❙立礼棚❙

テーブルと椅子で行う点前「立礼」に用いられるテーブルのことで「御園棚」「点茶盤」などの種類があります。

❙末広棚❙

現在制作中

❙御園棚❙

テーブルと椅子で行う点前「立礼」に用いられるテーブルで、使用は薄茶点前に限定されます。
野外で茶を点てる茶会「野点」の際にもよく用いられます。

❙長机/床几❙

​現在制作中

❙点茶盤❙

畳の広間で行われる椅子式の点前「立礼」に用いるテーブルのことをいいます。
点茶盤に風炉や水指、杓立、建水、蓋置などを飾り置いて点前を行います。
格式が高いものなので、「野点」の茶会では使用しません。

❙野点傘❙

野外で茶を点てる「野点」の際に用いられる傘で、日除けや装飾の一つとして使われます

中道具 ~  ~

現在制作中

❙帛紗❙

点前の際に茶器を拭き清めるためや、器物の拝見の際に下に敷かれる絹製の布のことをいいます。
「服紗」、「服茶」、「袱紗」、「幅紗」とも書きます。

❙扇子❙

茶の湯においての扇子は、一般の扇子よりも小さなものを用います。
サイズは、表千家用と裏千家用、男性用と女性用で異なります。
茶席では必ず所持し、挨拶をするときや道具の拝見の際に膝前におきます。

❙懐紙❙

茶席にて供される菓子をのせるためや、茶碗の飲み口を清めた指を拭うためなどに使用する和紙です。
また、食べきれずに残した菓子を包んで持ち帰るためにも使用します。
懐紙という名前の通り、そのままあるいは帛紗挟みに入れて懐に携帯しておきます。

❙黒文字❙

主菓子という和菓子をいただく時に使う楊枝のことをいいます。
クスノキ科のクロモジ(黒文字)という木の枝を削って作られます。

❙帛紗挟❙

茶席で必要な懐紙、菓子楊枝、小茶巾などの小物をまとめて入れて携帯するための袋のことをいいます。
男性用と女性用があり、一般的には大ぶりで寒色系のものが男性用、小ぶりで暖色系のものが女性用とされています。

❙残肴入❙

茶事で出される懐石料理の、食べ残しを入れて持ち帰るために用いる折り畳み型の箱です。

❙数寄屋袋❙

茶席で必要な帛紗や懐紙、扇子、菓子楊枝などの持ち物一式をまとめて入れるための袋をいいます

耗品​ ~  ~

現在制作中

❙茶筌(茶筅)❙

濃茶を練ったり薄茶を点てるための竹製の道具です。
素材には白竹、煤竹、青竹があります。

❙柄杓❙

湯や水を汲み取るための柄のついた竹製の道具です。
柄杓の形には、「月形」と「指通」があり「月形」には炉用と風炉用があります

❙炭❙

茶道で使用される炭は、各流派によってそれぞれに定められたものを使用し組み方も異なります。
炉用、風炉用にも分けられ、炉用は風炉用よりも大ぶりとなっています。
原木は主にクヌギ、コナラ、ミズナラです。

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