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千家

千家 

❙はじめに ~ 千家 ~

今日の茶道において重要な役割を担う流派である「千家(三千家)」。

流派は違いますがそれぞれの家がその深い歴史と伝統を茶の湯を通じて人々の心を結び、和の文化を次の世代へ伝える役割を果たしています。

本項では今に受け継ぎ今日の私達に茶道の精神を伝えています「千家(三千家)」について解説しご紹介したいと思います。

❙千 ~ 千家とは? ~

千利休を開祖とし、その子である少庵(二代)、孫にあたる宗旦(三代)、そして宗旦(三代)の三人の息子たちが千利休の道系を継承し建立した三千家(表千家、裏千家、武者小路千家)を総じて千家と称します。

千家開祖

❙抛筌斎 千利休宗易 (ほうせんさい・せんのりきゅうそうえき)

大永二年(1546年) ― 天正十九年(1614年) 二月二十八日  / 七十歳

千家二代

❙千少庵宗淳 (せんしょうあん・そうじゅん)

天文十五年(1546年) ― 慶長十九年(1614年) 九月七日 / 六十九歳

武者小路千家開祖

❙咄々斎元伯宗旦 (とつとつさい・げんぱくそうたん)

天正六年(1578年) ― 万治元年(1658年) 十二月十九日 / 八十一歳

❙千 ~ 三千家とは? ~

茶道の流派の内、『表千家』『裏千家』『武者小路千家』の三家を総じて『三千家』と呼びます。

『抛筌斎千宗易(利休)』の孫になる『千家三代/咄々斎元伯宗旦』の三人の息子が千利休の道統を継承し三つの千家を設立。

その後、『表千家』の七代家元である『如心斎天然宗左』が、

千家を名乗るのは表千家・裏千家・武者小路千家の嫡子とし、二男三男にはこれを名乗らせない

と定め、他の『裏千家』『武者小路千家』の二家もこれを了承。

これにより茶道において千家といえば『表千家』『裏千家』『武者小路千家』の三家に限定されることとなりました。

❙表千家❙ 

三男の『表千家四代/逢源斎江岑宗左』」が父『千家三代/咄々斎元伯宗旦』の家督を継承し『表千家/不審庵』を創建。

❙裏千家❙ 

四男の『裏千家四代/臘月庵仙叟宗室』が父『千家三代/咄々斎元伯宗旦』の隠居所を継ぎ『裏千家/今日庵』を創建。

❙武者小路千家❙ 

次男である『武者小路千家四代/似休齋一翁宗守』が千家に戻り『武者小路千家/官休庵』を創建。

不審庵

四代 逢源斎 江岑宗左

五代 随流斎 良休宗左

六代 覚々斎 原叟宗左

七代 如心斎 天然宗左

八代 啐啄斎 件翁宗左

九代 了々斎 曠叔宗左

十代 吸江斎 祥翁宗左

十一代 碌々斎 瑞翁宗左

十二代 惺斎 敬翁宗左

十三代 即中斎 無盡宗左

十四代 而妙斎 宗旦

当代 猶有斎 宗左

今日庵

四代 臘月斎 仙叟宗室

五代 不休斎 常叟宗室

六代 六閑斎 泰叟宗室

七代 最々斎 竺叟宗室

八代 又玄斎 一燈宗室

九代 不見斎 石翁宗室

十代 認徳斎 柏叟宗室

十一代 玄々斎 精中宗室

十二代 又玅斎 直叟宗室

十三代 圓能斎 鉄中宗室

十四代 無限斎 碩叟宗室

十五代 鵬雲斎 汎叟宗室

当代 坐忘斎 玄黙宗室

​次代 丹心斎 宗史

官休庵

四代 似休斎 一翁宗守

五代 許由斎 文叔宗守

六代 静々斎 真伯宗守

七代 直斎 堅叟宗守

八代 一啜斎 休翁宗守

九代 好々斎 仁翁宗守

十代 以心斎 全道宗守

十一代 一指斎 一叟宗守

十二代 愈好斎 聴松宗守

十三代 有隣斎 徳翁宗守

十四代 不徹斎 宗守

当代 随縁斎 宗屋

❙目 ~ 千家 ~

​-

  • はじめに

  • ​目次

咄々斎

  • はじめに

  • 出自

  • 師事・門下

  • 生涯・事績

  • 元伯宗旦文書

  • 茶杓絵賛

  • ​息子

官休庵

  • はじめに

  • 武者小路千家とは?

  • 官休庵とは?

  • ​御家元歴代

抛筌斎

  • はじめに

  • 茶の起源

  • 茶の登場

  • 茶樹の発祥地

不審庵

  • はじめに

  • 表千家とは?

  • 不審庵とは?

  • ​御家元歴代

  • はじめに

  • 出自

  • 師事・門下

  • 生涯・事績

今日庵

  • はじめに

  • 裏千家とは?

  • 今日庵とは?

  • ​御家元歴代

 ❙ 千家 ❙

千家開祖

千家二代

千家三代

 ❙ 三千家 ❙
 ❙ 免責事項 ❙

本サイトにおける各解説文章につきましては本サイト管理者が自身の茶道修練のために個人的にまとめた解説文章となりますので個人的な見解や表現なども含まれていることを事前にご理解頂きご参考にされる場合は皆様が修練なさっています先生などに必ずご確認のうえ自己の責任においてご参考にして頂きますようよろしくお願い申し上げます。

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